【運用利回8%超】確定拠出年金の運用実績から見るドルコスト平均法の素晴らしさ

1億円までの道のり
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私が勤務していた会社では、確定拠出年金制度を導入していたため、毎月給料に応じた一定額の掛金を会社が拠出してくれて、自分が選んだファンドで運用して年金資金を貯めていました。

確定拠出年金とは

拠出された掛金とその運用収益との合計額をもとに、将来の給付額が決定する年金制度のこと

確定拠出年金の種類
  1. 企業型年金・・・事業者が従業員のために掛金を拠出する
  2. 個人型年金(iDeCo)・・・加入者自身で掛金を拠出する

見直しをしない限り、最初に設定したファンドでの運用が続く

確定拠出年金は、途中で組入ファンドの見直しをしない限りは、最初に自分で選んだファンドに毎月その割合ずつ投資されます。

私は、入社時に、

  • アクティブ型ファンド(日本株):3割
  • アクティブ型ファンド(海外株):2割
  • バランス型ファンド:3割
  • 外貨MMF:2割

というような設定にして、その後2年に1回くらいリバランスして運用を続けてきました。

確定拠出年金はドルコスト平均法で投資運用している

ドルコスト平均法とは

価格が変動する金融商品を、常に一定の金額でかつ時間を分散して定期的に買い続ける投資手法

ドルコストで金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。

確定拠出年金では、毎月給料に応じた一定の掛金を拠出し、それを予め設定したファンドに投資し続けるため、ドルコスト平均法で投資・運用していることになります。

運用利回りは驚異の8%超え、直近1年では22.9%

実際に私の運用実績を見ると、入社1年目からの掛金の総額は約280万円、現在の評価額は約420万円で、運用利回は約8%、直近1年だけを見ると株式市場が好況だったこともあり22.9%と信じられないほどの好成績です。

もちろん常にこんなに良い成績なわけではなく、成績がマイナスになっていたこともあります。

しかし、安い時にたくさん買い、高くなったら少しずつ買うというドルコスト平均法での買い付けは、時間をかけることでリスクとリターンを平準化するメリットがあります。

確定拠出年金の良いところは、「どんなにマイナスになっても損切りのために売却できない&年金としてもらうのはまだまだ先だからジッと耐えられる」ことです。(アクティブファンドから定期預金にスイッチングして実質損切りすることは可)

一括投資と時間分散投資(ドルコスト平均法)は優劣なし

一括投資が良いのか、ドルコスト平均法を使った分散投資が良いのかというのは度々議論になるところですが、個人的には一長一短で優劣は無いと思っています。

もちろん、「安い時に買って高くなったら売る」という一括投資の方が利益は大きくなりますが、「安いから」と言って買ったものが必ず値上がりするわけではなく、そこから更に値下がりするリスクもあります。

「卵はひとつのカゴに盛るな」という投資格言は、分散投資の大切さを説いたものですが、これは投資手法にも言えて、「すべての投資を一括投資にするのではなく、ドルコスト平均法などの分散投資もする」というのが大切なのだと思います。

個人での運用も積み立て型に注目したい

ここ数年は、積み立てNISAやiDeCoなどの個人向けの運用商品が一般的になってきて、ドルコスト平均法を用いた投資運用の重要性が叫ばれています。

1億円を貯めるまではどちらかと言えば一括投資に近い運用をしてきたのですが、これからは守りの運用ということもあり、ドルコスト平均法を用いた積み立て型の投資にシフトしていきたいと感じました。

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