FIRE(Financial Independence, Retire Early)への近道は、とにかくセミリタイア後の生活資金・投資資金を貯めること。
FIREを目指しているのにどうしてもお金が貯まらないという人は、減らせる支出が無いかを一度しっかり確認すべきです。
本稿では、今すぐ実施するべき6つの支出削減方法をご紹介します。
1.家賃の減額交渉or引越し
東京などの大都市圏に住んでいる場合、毎月の支出のうち一番大きなウェイトを占めているのが家賃だという方も多いのではないでしょうか?
東京23区内では、一人暮らしの狭いアパートでも家賃8万円以上の物件は珍しくありません。
この家賃が5000円減れば年間6万円、1万円減れば年間12万円も支出が少なくなります。
家賃の減額交渉をしてみる
友人と話していて、家賃の減額交渉ができると思っていない人が結構多いことに驚いたのですが、契約更新のタイミングなどで不動産屋さんに「家賃についてご相談させていただきたいです。」などと電話すると、意外とすんなり減額交渉ができることがあります。
大家さん側からすると、退去されてまた募集をかけて入居してもらうまでの何ヶ月になるかわからない機会損失よりも、ずっと長く住んで貰ってちゃんと家賃が入る方が重要だからです。
シェアハウスもオススメ
また、もう少し家賃が安い物件に引っ越したり、一人暮らしであればシェアハウスに引っ越すのも良いでしょう。
私は過去に、海外駐在から帰国後にマンション契約をするまでの間、一時期シェアハウスに住んでいたのですが、共有の大きなキッチンやシアタールームがあったりして、でも他の住人との接点はそんなに無くて、実は一人暮らしの1ルームのアパートに住むよりも快適でした。
シェアハウスもピンキリですが、安ければ都内で月3万円程度から借りることができ、普通に8万円のアパートを借りるのに比べると月に5万、年間60万円も支出を減らせます。
一般にイメージするシェアハウスよりも、よりプライベートが確保されているのがシェアドアパートメントです。家具家電付きで好立地なのに月々3万円から住める場所が見つかります。
2.保険の見直し
生命保険や医療保険など、社会人になってから保険のおばちゃんに言われるがまま契約してそのまま・・・という方も少なくないと思います。
万が一の時のために保険は必要ですが、現在加入している保険が本当に必要なのか?身の丈にあっているのか?というのは、見直す余地があります。
正直、独身であれば生命保険は不要で、同じ金額を掛けるなら自分の将来のために年金保険を契約した方が良いでしょう。
保険の見直しは、素人にはなかなか難しいので、保険会社からは中立の立場のFPに相談できるサービスを利用するのがオススメです。
3.スマホのキャリアを楽天モバイルなどの格安SIMに変更する
ナンバーポータビリティの制度ができてからもう十数年経ちますが、初めて携帯を持った時に契約したキャリアから変えるのが面倒だからという理由で、ずっとドコモやソフトバンクを使い続けていないでしょうか?
私は長らくドコモを使っていたのですが、楽天モバイル+mineoに乗り換えて月々のスマホ代が1,265円でそれまでの半額どころか1/4以下になりました。
格安SIMはサービスや通信が安定しているか心配という声も聞こえますが、通話もネットも問題なく使えていますし、通信が遅いと感じることもありません。
4.光熱費の削減
従来は、東京で電気を使うなら東京電力と契約というのが当たり前でしたが、電力自由化によって自分で契約相手を選べるようになり、東京電力よりも安く供給される会社を選択できるようになりました。
また、同様にガス会社も自由に選べますし、電気とガスをセットで契約すると割引となる会社もあります。
新規参入の会社は新規契約キャンペーンでキャッシュバックなどを実施していることも多く、一定期間経過後に乗り換えてキャンペーンのキャッシュバックをもらうというのもオススメです。
5.ネット回線の見直し
自宅のネット回線で光回線を契約する場合、これまたプロバイダによって月々の料金が異なります。
たいていの場合は2年または3年契約なので、契約更新のたびに他のプロバイダに乗り換えて、上でご紹介した光熱費と同様にキャンペーンのキャッシュバックをもらうというのもオススメです。
数あるプロバイダの中でも、【エキサイト光 | 光コラボ】は使用料が安い上に契約期間の縛りがなく、2年経過前に解約しても高額な解約手数料を取られることがないので、「そのうち引っ越すかもしれない」と考えている方にオススメです。
6.自動車を手放す
もし東京などの大都市圏に住んでいて、車を所有している場合は、本当にその車が必要かを一度考えた方が良いでしょう。
地方で車通勤だという人には必需品でも、都心で電車通勤の人にとっては自動車は週末だけに使う贅沢品です。
自動車本体はもちろんのこと、駐車場代、自動車税、ガソリン代、車検代などなど、自動車を保有しているだけでかかる維持費はバカになりません。
月に数回乗るだけなら、自分の車を所有するよりも、その時だけskyticketレンタカーなどの比較サイトを使って安くレンタカーを借りたり、カーシェアサービスを利用する方が経済的です。
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